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優勝号外を発行!|早稲田スポーツ新聞会

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優勝号外を発行!|早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会です!

早スポは、「全ての体育各部に光を」との思いを信念に65年以上早稲田スポーツの魅力を伝え続けてきた、学内唯一のスポーツ紙を発行しているサークルです。

日本各地に行っての各部活への取材と、新聞やHP、SNSによる情報発信を日々行っています!

今回は6月4日に発行した「優勝号外」から、早大野球部の記事を取り上げます!


年、東京六大学リーグ戦(リーグ戦)で春秋連覇を達成した早大。
しかし、全日本選手権、明治神宮大会ではいずれも日本一をつかむことができなかった。
そんな中、新チームの主将に就任した小澤周平(スポ4=群馬・健大高崎)が掲げた目標は、リーグ戦3連覇ではなく、あくまで春の優勝。新チームとして頂点に立つことを第一に考えた。

ーグ開幕節となった東大戦では、2戦合計16盗塁と走塁改革の成果を遺憾なく発揮。
23年秋から負けなしの法大には、1敗したものの勝ち点を取り切った。しかし、折り返しの立大戦。
2回戦を落として迎えた3回戦では、エースの伊藤樹が指先のマメをつぶし3回8失点と、本来の姿からは程遠い投球となってしまった。
その後、救援陣が最小失点に抑えると、打線も大型ルーキー・徳丸快晴(スポ1=大阪桐蔭)の本塁打などで最大6点差をひっくり返す。
しかし延長12回にサヨナラ逆転本塁打を浴び、勝ち点を落とした。それでも、エースの不調を全員でカバーして結束力を高めたこの一戦は早大にとって大きな転換点となり、小宮山監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)も「チーム力が上がった」と、学生たちを評した。

そして天王山となった明大戦。
勝ち点を落とせば明大に胴上げを許す絶体絶命のピンチだった。
1回戦では相手投手リレーの前に完封負けを喫するが、翌日は伊藤樹が早大史上2人目のノーヒットノーランを達成。
歴史に名を刻む偉業を成し遂げた。
勝負の3回戦では3点リードの9回に同点本塁打を浴びるも、直後の10回に吉田瑞樹副将(スポ4=埼玉・浦和学院)が執念の勝ち越し本塁打。


えた「華の早慶戦」。
2連勝できなければV逸となる、厳しい戦いが続く。
1回戦では、初回から打線が爆発。終盤にもダメ押し点を重ね、11-2の大勝で優勝決定戦に王手をかけた。
2回戦は、2度リードを奪いながらも慶大が粘りを見せ、同点で終盤へ。
8回の好機で、二走・山口力樹(スポ4=早稲田佐賀)が、送球が乱れる間に激走ホームイン。
9回は連投した伊藤樹が最後の打者を抑えて勝ち点をもぎ取り、ついに明大との決戦へ駒を進めた。
見事に勝ち点を死守し、優勝への望みをつないだ。

大を下した昨秋の再現へ、死力を尽くして優勝決定戦に臨んだ。
打線は初回、寺尾の適時打などで一挙4点を先制したが、5連投となった先発の伊藤樹も3回に5失点と崩れ、まさかの逆転を許す。
それでも、1点ビハインドの5回に寺尾が逆転の2点適時打を放ち、再度試合をひっくり返した。
リードを得た伊藤樹はその後、粘りの投球を見せ8回を投げ切り、ゲームセット。早大は明大2回戦から怒涛の5連勝を遂げ、見事に地転優勝を飾った。

(記事 西本和宏、西村侑也)


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