
はじめに
こんにちは!
関西大学体育会本部関大スポーツ編集局(カンスポ)です。
今回は、関西大学応援団バトン・チアリーダー部(HELIOS)が挑んだチアリーディング競技大会を、担当記者目線でお届けします。
応援団バトン・チアリーダー部
普段は応援団としての活動が中心のHELIOS。
リーダー部、吹奏楽部、バトン・チアリーダー部で構成される応援団は、野球やアメリカンフットボールを中心に応援活動を行う。
また、これまではリーダー部が団長になることがほとんどだった中、今年はHELIOSの松山小夏(文4)が団長を、米田晴香(化生4)が吹奏楽部・楠田梨乃(文4)と共に副団長を務める。
そんな中、取り組む競技チア。西日本大会には出場せず、今年唯一出場する大会である、大学チア最大規模のJAPAN CUPで上位をねらう。JAPAN CUPに出場するには、関西選手権を突破することが必須条件。
関西は梅花女子大、立命大などの強豪がひしめく地区で、予選通過は決して容易ではない。

関西選手権
迎えた関西選手権。
HELIOS AチームはDIVISION1大学の部に、HELIOS BチームはDIVISION2に出場した。
DIVISION1大学の部には、10チームが出場。
上位6チームがJAPAN CUP出場権を獲得でき、上位2チームが準決勝へ、3〜6位チームがフライデートーナメントへの進出となる。
DIVISION2は同一高校・大学団体より2チーム目、3チーム目が出場する部門。
総合得点270点以上がJAPAN CUPへの出場条件だ。
大会期間には第48回総合関関戦が行われ、応援活動との両立も難しさを増す。
最初に登場したのはBチーム。
規定演技競技では規律の取れた動きを見せる。
続く自由演技競技では、最初のトスを完璧に成功させる好スタート。
しかし、序盤と中盤では崩れる場面も見受けられる。何とか立て直したものの全上げとはならず、最終結果は5位に。
JAPAN CUPの出場条件をクリアしたのは4位の立命大までで、全国への道は断たれてしまった。

Bチームの結果発表を終えると、今度はAチームが登場。
規定演技競技は、洗練された動きを見せる。
自由演技競技は序盤、中盤でミスが出てしまい、うまく流れをつかめない。
それでも終盤に巻き返し、演技を終えた。
結果発表では、予選通過(準決勝進出)の2校には選ばれず。
それでも、フライデートーナメント進出となり、JAPAN CUPへの道をこじ開けた。
だが、悔しさを抑えきれず涙が止まらない部員たち。
「全国の舞台でリベンジをする」。大会後には堀田くるみチームリーダー(社4)を中心に、2カ月後のJAPAN CUPでの雪辱を誓った。

JAPAN CUP
国立代々木競技場第一体育館で開催されたJAPAN CUP2025日本選手権大会。
各地の代表校が2分30秒の演技に全てを懸ける。
3年連続で決勝進出を果たしているHELIOS。
まずは準決勝進出を懸けたフライデートーナメントに挑んだ。
今大会が4年生にとって競技チア最後の舞台となる。
それでも、「最後の大会という気持ちはもちろんあるけれど、それを出してしまうと4年生と下級生が共感できない。最後だと思っても口には出さず、学年関係なくチームで挑む」と堀田チームリーダー。
大会練習では下級生からも意見が飛び交い、まとまりのあるチームを作り上げてきた。
大会前日のミーティングでは、2年生が「このチームが大好きで、大会練習も楽しくて、大会練習ができなくなることが悲しい」と語る。
目指してきた一体感のあるチームで、代々木のマットに立った。
トスから始まり、タンブリングや平場で場内を沸かせる。
スタンツ、リバティで1度は崩れてしまうものの、3機がそろうスタンツやダンスで魅了。
最後はトップに3人が上がり、運命の2分30秒を終えた。
演技を終えると結果発表へ。準決勝進出には、総合170点以上を獲得し、全22チームのうち上位6チームに入ることが必須条件。
次々と準決勝進出チームがコールされていく中、HELIOSの名前は読み上げられない。
後3点及ばず、フライデートーナメント8位で大会を終えた。

おわりに
今年のチアリーディング競技大会はJAPAN CUPフライデートーナメント敗退で終えました。
それでも、大会出場メンバーはもちろん、サポートメンバーや応援するメンバーを含め、HELIOS全員が競技チアに向き合ってきた大会期間となったはずです。
競技大会を終えても、まだまだ活動は残っています。
10月には応援団の最大行事である団祭、さらに12月にはHELIOS POWERが開催予定。
大会を通して磨き上げてきたチアスピリットを発揮し、最後まで走り抜けます!
【櫻田真宙】
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